私の初めてのパートは保育園の調理室でした。
３人の子がみな保育園にお世話になり、私にとっては馴染み深い場所です。
だから「保育園なら頑張れそう！」と思って応募したのです。
応募の時のお話はこちらです
>>保育園厨房パートに受かった私の体験談～応募したきっかけ～
念願の保育園パートに受かり、６年ぶりに保育園の門をくぐれることが本当に嬉しかったです。
保育園調理室パートは閉鎖空間での仕事
保育園の厨房は、私が知っている保育園の雰囲気とは大違いでした。
子ども達と触れ合える楽しい時間はなく、独特な閉鎖された空間でのお仕事です。
なので保育士さん達には冗談まじりに「大奥」と呼ばれていたんです！（笑）
厳しい御局様的な調理師がいる事もあり、誰かが冗談で言ったのでしょう。
衛生面の配慮で、人の出入りが自由ではありませんしね。
でも私は厳しい中にも楽しく働けた５年間でした！
私の体験をお話しさせていただきます。
保育園の「給食調理補助」ってどんな仕事？
保育園の調理室パートの募集要項には「給食調理補助」って書いてありました。
私のイメージでは、野菜を切ったり、お皿に盛りつけたり、食器を洗ったり、など想像していましたが、実際には本当にたくさんの仕事がありました。
保育園厨房のタイムスケジュールはこういう感じです。
９：００
白衣など前日の洗濯物をたたむ
子どもの出席人数の報告を受け食器を数える
業者から野菜・パン・牛乳が届く
→パッケージの消毒をして冷蔵庫へ
麦茶を作る
１０：００
お米をとぐ
野菜などの下ごしらえ
調理師の補助的な調理
（例えばオーブンへの出し入れなど）
途中で出る鍋やボール、調理器具を洗う
１1：００
盛りつけ
数・アレルギーの確認
牛乳やお茶をつける
１２：００
給食を乗せたカートを引き渡す
食後にカートが戻る
１3：００
食器や鍋などを洗う、乾燥機に入れる
牛乳パックを洗ってまとめる
カートをうすめたピューラックス（消毒液）で拭く
おやつ分の食器を数え、カートにのせる
調理師の補助的な調理
（例えばフルーツを切るなど）
麦茶を作る
途中で出る鍋やボール、調理器具を洗う
１４：００
卵、肉がふれたものは熱湯をかける
調理器具や食器などを洗う
乾燥がすんだ食器、調理器具を片付ける
おやつを乗せたカートを引き渡す
（一瞬ホッとできる時間でした！）
床掃除
調理台を磨きうすめたピューラックスで拭く
水滴は全部拭き上げる
１５：００
食後カートが戻る
食器を洗う、乾燥機に入れる
カートをうすめたピューラックスで拭く
１６：００
食器や鍋などを洗う、乾燥機に入れる
牛乳パックを洗ってまとめる
掃除、食洗機（ゆすぎだけのもの）を洗う
調理台の消毒と拭き上げ
１７：００
延長保育のおやつ準備
（調理が必要ないもので延長保育担当者が行っていた）
通しのパートが１人、短時間パートが３人でした
私がパートした保育園は、朝から３時までのパートが１人と、午前、午後、夕方のパートがそれぞれ１人。
厨房には調理師、栄養士の職員の他に、パートが２名入る体制でした。
私が関わったのは13時〜15時で、持ち場はひたすら洗って片付ける場所！
たまにフルーツを切る事もありました。
お休みの人の代わりに別の時間にも入りましたが、どの時間もフル回転で忙しかったです。
でも忙しい分、時間はあっという間に過ぎ、爽快感がありましたよ。
保育園厨房パートで大変だった事
保育園の厨房は衛生管理がとっても厳しいので、几帳面な方に向いている仕事かも知れません。
作業自体は難しいことは何もないので、言われる通りに覚えれば良いのです。
慣れないうちは、腕や足が筋肉痛になりました。
１時間以上続く鍋や皿やスプーン洗いで、腱鞘炎にもなりました。
でもこれは最初から全く大丈夫な方もいるので、私は無駄な力が入っていたのだと思います。
大きな鍋や、枚数の多い食器は重く、これを乾燥機に出し入れするのが大変でしたが、その分、二の腕は引き締まりましたので、メリットかも知れません！
保育園厨房パートで楽しかった事
おやつのカートを引き渡した後に、少しだけお茶と試食の時間がありました。
短時間ですが、とても楽しかったです。
厨房パートには保育園児とのふれあいは、ほとんどありません。
でもたまにコップを忘れた子どもが先生と一緒にとりにきて、お礼を言ってくれる姿は可愛かったです。
クリスマスなど少し豪華な献立で、子どもの歓声が聞こえた時は、厨房も「ヤッター！」と喜びにあふれました。
年度末には、卒園する年長さんから感謝のお手紙をもらい感動しました。
そんな楽しい日もあり長く勤めることが出来ました。
つづきはこちらです
>>保育園の調理補助パート体験談〈アレルギーや宗教の献立対応で切なかった話〉
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